サッカー的な散文【footballshoegazer’s blog】

鹿児島ユナイテッドファンです。東京でベンチャー企業を経営しています。サッカーについて、好き勝手に書こうと思います。

鹿児島ユナイテッド UP to J2

航空券をとって、鹿児島に返ってきた。 VS アルスクラロ沼津 舞台は整った。 いざ出陣である。 錦江湾の横たわる桜島が噴煙をあげている。 そして、ついに、我らの鹿児島ユナイテッドが、J2を決めた! ヴォルカ鹿児島、FCの時代から、九州リーグ、JFL、J3と…

鹿児島ユナイテッド@三ツ沢競技場

秋雨の降りしきるニッパツ三ツ沢競技場にY.S.C.C.横浜 VS 鹿児島ユナイテッドの試合をみにいってきた。 三ツ沢競技場は、初期Jリーグで、マリノスやフリューゲルスの試合を何度もみて、憧れていた。 チケットの取れない人たちが、近隣の建物の屋上から観戦し…

J3 夢の島決戦

FC東京U23 vs 鹿児島ユナイテッド。 普段はスタジオコーストにいく時くらいしか寄らない新木場へ。 北欧映画に出てくる埠頭のような空虚感と、SF的な非日常性の詰まった不思議空気を醸し出している、夢の島競技場とかいう夢いっぱいのハコヘ。 J3のアウェー…

I DO!! 鹿児島ユナイテッド

JFL

吉祥寺に「あの」ユナイテッドが来るという噂をきいたので、試合をみてきた。 そう、もちろん鹿児島ユナイテッドのことである。 武蔵野陸上競技場には1147名もの人が集まっていた。 当然の立ち見だ。 快晴のゴールデンウィークに、吉祥寺にいって、今はなき…

ハードボイルド鳥栖フットボール

まるでクリント・イーストウッドの映画をみているかのようだった。 鳥栖の無骨でタフなサッカーにすっかり魅了されてしまった。 それは、「サッカー」ではなく、「フットボール」であった。 スローイン、ロングボール、アーリークロス、ボールの描く、ゴール…

God only knows

しびれた。 ほぼ浦和のゲームだった。 点の入りそうな予感はせず、うわっやばいなこれはまじでまずいなと、結構諦めムードになっていた。 ビジネススクールで、統計分析の研究室に入って、日々、確率論とか正規分布と格闘しているのだが、サッカーの試合の結…

年齢は関係ない

「年齢は関係ない」 今年30歳なので、年下の女性とつるむときは、そういうことにしている。 大切なのは、もちろん「愛」であり「情熱」なはずだ(場合によっては金)。 サッカーも同様だ。 大事なのは、プレーであり、結果であって、年齢なんて関係ないの…

一人ワニナレナニワ

ガンバがナビスコ決勝で埼スタに来たので、ふらっと行ってきた。 どうせテレビで応援するなら、現地で見た方が面白いし、家でグダグダしてるより気晴らしに外に出た方がマシだ。 さらに、牛丼屋に行くようなノリでスタジアムに通えるようになれば、日常の中…

瞬間と永遠

いつの日にかみんなどこかへ消えてしまう気がする - ブランキージェットシティ 水色- ## 人生って何なんだろうなぁと思う。 今回のW杯は、梅雨と夏の真ん中で溺れて、不思議な夢をみているかのようだった。 王国は崩壊し、滅亡していった。 かつてのローマや…

secret well

準決勝、ブラジル対ドイツ 草原を歩いていたら隠れた井戸があって、落ちていく。ずっとずっと、落ちていく。ノルウェイの森だかなんかでそんな描写があった。 サッカーフィールドにも、井戸が隠されているのだ。 全世界何十億人が眺めるリアルタイムのフィー…

日本人とは

戦後、日本はアメリカに学び、欧米に追いつけ追い越せで経済は奇跡の成長をとげた。 1979年、米社会学者エズラ・ヴォーゲルは『ジャパン・アズ・ナンバーワン』を出版。 そして、80年代後半からのバブル、「山手線内側の土地価格でアメリカ全土が買える」ほ…

失われた武士道

パブリックビューイング コートジボワール戦、まったりと家で見ようとも思っていたが、現在通っている大学の講堂でパブリックビューイングがあり、無料だし、せっかくなのでいってきた。 W杯が歴史である以上、どこでみるかというコンテクストは、大切な要素…

王国がもたらされる時

天上のお方さま、あなたの御名がどこまでも清められ、あなたの王国が私たちにもたらされますように。私たちの多くの罪をお許しください。私たちのささやかな歩みにあなたの祝福をお与え下さい。アーメン。 1Q84 Book3:青豆 / 村上春樹 ## 彼の地で、W杯が幕…

W杯という物語を生きる

「あの」ワールドカップが始まるらしい。 全く実感がわかない。 常に時代が先に進んでいく。 自分はそれを、遠く眺め、それを追いかける。 W杯が始まるようだ。 だから、私は、それを受け入れるしかないようだ。 ## フランスの哲学者ジャン=フランソワ・リオ…

すべてをかける時がきた

久しぶりにサッカーの試合をみた。 もっとも、試合前の地震の影響で東急線が遅れてしまい、試合開始には間に合わなかったのだが。 いつしか、大好きだったサッカーを純粋に楽しむことができなくなった。 大人になったということなのか、日々に忙殺されて、情…

ブラジリアの惨劇

途方に暮れている。 昨晩からの雨が勢いを増し、地球の反対側へと打ちつける。 梅雨のジメジメとした空気が身体に絡みつき、ぼんやりとした思考は睡魔と不快感に絡み取られる。 暗黒の日曜日。 何か、言葉に出来ない、得体のしれないもやもやとした感情。 癒…

サッカーがまた巡る

ワールドカップにまた出場する。 5大会連続だという。 学校で、教室を貸しきって、クラスのみんなと観戦した。 僕は、木村和司のユニフォームを着て、今日という歴史的な一日に望んだ。 サッカーには、秩序がある。 世界がどんなにぶっ壊れても、カオスティ…

なんでもない話

あーもうまじ人生疲れた。 死ぬまで酒のんでウィイレとか桃鉄とかやって現実逃避したい。 マジ限界、心折れそう。 とういうわけで、半ばやけくそ気味にヨルダン戦の試合に全く関係のない感想。 試合としては、たぶんメチャクチャ面白かったんだと思うんだけ…

レアル戦にみる戦略的挑戦の意義

日雇いのバイトから終電で帰り、NHKでやってたユーベ対ナポリ(おんもしろい試合だった!)を観ながら、悪魔の囁くまま赤ワインを飲み、ミートスパゲティを食いつつ、ダラダラしてたら、寝るのが3時過ぎになってしまい、死ぬほど、ほんとにダークサイドに落…

ラトビア戦に歓喜し、AKB峯岸に凹んだ夜

ラトビアはFIFAランキング104位とのことで、対ヨルダンなんだろうが、ほぼW杯を手中に収めた日本にとって、引いて守ってくることが予想される明らかな格下とマッチングする意味があったのだろうか、 他にいなかったのかとは思うが、3−0での勝利はやはり…

シンジィカガァワァ

香川、ユナイテッドデビュー。 ガキの頃(93年のカントナ時代)から好きなチームなので、感慨深い瞬間。 感想: 平たく言ってしまうと、ユナイテッドは弱かった(デ・ヘアが一番目立っていた)が、香川はけっこう良かった。 香川はプレシーズンの動きが良か…

サッカーを語るということについて [エーコとサッカー]

「なぜサッカーはあれほどまでに観衆を熱狂へと駆り立てるのか?サッカーは単なるゲームではない。それは、日常世界の多様な意味をさまざまなレベルにわたって読み取らせる、記号論的なゲリラ戦の繰り広げられる場なのだ。」 - ウンベルト・エーコ サッカーを…

何かが萎えた瞬間

例えば、バドミントンでは非難されている。 処分も検討されているという。 無気力試合」を非難=国際バドミントン連盟〔五輪・バドミントン〕 最後の方は、W杯の伝説となっている、史上最悪の談合試合、西ドイツ-オーストリアを思い出した(もちろん観たこ…

ラマダンフットボール

日本代表と対戦するモロッコ、ラマダン(断食月)の影響で水が飲めないことが判明 本当にラマダンで水を飲んでいなかったのだろうか。 流れが切れた時に、選手の水飲みシーンに注視していたのだが、 何度も給水していた日本選手に対し、ついぞモロッコ選手が…

なでしこスライディング

なでしこジャパンのスライディングである。 フィジカルでは欧米列強に遙かに負けているが、 セカンドボール争い、サイド際での攻防、パスのズレといった、球際勝負では、ほとんどすべての選手がスライディングをし、見事にボールを奪取する。 とにかく精度が…

侍・忍者サッカー

カウボーイ & エイリアン という映画を彷彿とさせる、世紀の対決、サムライvs無敵艦隊! サッカー史上に渾然と輝く、絶頂期の最強スペイン。 U-23とはいえ、当然の優勝候補に立ち向かう、侍。 トゥーロンの結果からみても、もはや一国総心中するしかないのか…

オーストラリア戦とカリル・アル・ガムディさん

サッカーボールが心臓をアツく叩きまくる毎日に押されて、ブログを再開しました。 新時代3バックで全体守備カテナチオを駆使した、イタリアに恋をして、 絶対的エース、ニールー不在のスリーライオンズの開き直ったドン引きカテナチオにドン引きし、 迎えた…

ワールドカップ優勝!

いつの日かが、きた。 いつかが、今日で、今この瞬間だ。 ああ、ナデシコ、おめでとう! ありがとう! 世界一だよ! ワールドカップで、優勝だよ! うそだろ? 子供の頃の夢とか、 思春期の妄想じゃなくて、 「あのワールドカップ」で優勝だよ! 信じられる…

レッズ、ガンバ、かき氷

土曜、ガンバが埼スタに遠征にきたので、二日酔いの体を押して友人と観に行ってきた。 浦和美園駅から、青草の香る道を歩む。 爽快な青空にスタジアムが栄え、お祭りに行く子供達のように、 ハイになって、はしゃぐ、夏がきた!! 踊る気持ちを冷ますように…

サッカーとツイッター

ビール飲み サッカー観ながら ツイッター Twitterとか別たいしておもろくないっしょ、てきとーてきとーとかいいつつ、何だかんだで使いまくってる。 Twitterの良さは、簡易性と拡張性だ。 それは水のように、変幻自在に姿を変えて、現実を浸食する。 AR(拡張…