サッカー的な散文【footballshoegazer’s blog】

鹿児島ユナイテッドファンです。東京でベンチャー企業を経営しています。サッカーについて、好き勝手に書こうと思います。

ブラジルW杯

瞬間と永遠

いつの日にかみんなどこかへ消えてしまう気がする - ブランキージェットシティ 水色- ## 人生って何なんだろうなぁと思う。 今回のW杯は、梅雨と夏の真ん中で溺れて、不思議な夢をみているかのようだった。 王国は崩壊し、滅亡していった。 かつてのローマや…

secret well

準決勝、ブラジル対ドイツ 草原を歩いていたら隠れた井戸があって、落ちていく。ずっとずっと、落ちていく。ノルウェイの森だかなんかでそんな描写があった。 サッカーフィールドにも、井戸が隠されているのだ。 全世界何十億人が眺めるリアルタイムのフィー…

王国がもたらされる時

天上のお方さま、あなたの御名がどこまでも清められ、あなたの王国が私たちにもたらされますように。私たちの多くの罪をお許しください。私たちのささやかな歩みにあなたの祝福をお与え下さい。アーメン。 1Q84 Book3:青豆 / 村上春樹 ## 彼の地で、W杯が幕…

W杯という物語を生きる

「あの」ワールドカップが始まるらしい。 全く実感がわかない。 常に時代が先に進んでいく。 自分はそれを、遠く眺め、それを追いかける。 W杯が始まるようだ。 だから、私は、それを受け入れるしかないようだ。 ## フランスの哲学者ジャン=フランソワ・リオ…