サッカー的な散文【footballshoegazer’s blog】

鹿児島ユナイテッドファンです。東京でベンチャー企業を経営しています。サッカーについて、好き勝手に書こうと思います。

ラマダンフットボール

日本代表と対戦するモロッコラマダン(断食月)の影響で水が飲めないことが判明

本当にラマダンで水を飲んでいなかったのだろうか。

流れが切れた時に、選手の水飲みシーンに注視していたのだが、

何度も給水していた日本選手に対し、ついぞモロッコ選手がおいしそうにお水をお飲みになる画は見受けられなかった。

ネタだと思っていたのだけれど、本当のところどうなんだろう。

それにしても、モロッコ、やはりというか、想像以上にというか、強かった。

前半から飛ばしてきた。

一戦めでホンジュラスと引き分けたので、第3戦の本気スペインに勝たなくてはならない状況を避けるために、実質日本に勝つしかない。

日本は、勝って予選突破を決めたいが、引き分けでもいい。

最悪負けなければいいという精神的優位がある。

だからこそ、日本サッカーを熟知するピムは、スペイン戦で日本が見せていたようなプレッシングサッカーを展開してきた。

いわゆる「ガンガンいこうぜ作戦」

前半の30分くらいまではモロッコペース。

ドリブルとサイド攻撃、中央突破、7番ラビアド、9番アムラパトを使ったスピーディな攻撃で日本を苦しめる。

前半の途中からは、慣れてきたのか、日本も効果的な攻撃で試合の主導権を握り返し始める。

どちらに点が入ってもおかしくなかった前半。

後半は、モロッコラマダンの影響からなのか、中盤プレスが弱くなってくる。

日本は日本で、中2日の疲労がこたえている様子。

中盤が緩くなり、ゲームが動く予感で、スタジアムが満ちてくる。

徐々に日本にチャンスが増えてくる。

日本の攻撃では、ロングシュート、サイド突破(特に右)、永井の飛び出しの3つに解答を見出したようで、効果的にゴールに迫り始める。

永井を警戒してか、モロッコのDFラインは比較的下がり目。

そこで、日本はエリア外から、ロングシュートを打ち始め、惜しいシーンが何度もあった。

サイドでは、酒井高徳がいさぎの良いオーバーラップ。右サイドから守備の裏をつく。

そして、ハヤブサ

前半はプレスもおとなしかったが、後半にむけて温存していたのかもしればい。

後半になってから、快速で飛ばし始め、ついにゴール!

オーウェン並のスピード。

俄然メダルへの期待値があがってくる。

2戦終了時のグループの結果は、

日本     勝点 6

ホンジュラス    4

ロッコ      1

スペイン      0

大会が始まる前にこんな予想してたら、確実にガイキチだ。

まさかスペインが草刈り場になろうとは。

なにはともあれ、夏の暑さとサッカーのせいで、ビールの消費量が半端ない。

ロッコの選手を見習い、ラマダン的な敬虔な精神生活を送れるよう、自制しなければ。。