サッカー的な散文【footballshoegazer’s blog】

鹿児島ユナイテッドファンです。東京でベンチャー企業を経営しています。サッカーについて、好き勝手に書こうと思います。

ドーハの歓喜

魔法の時間。

美しすぎる李の決勝ゴール。

あのボレーシュート

止まった時間。

歓喜の優勝!

呆気にとられる盛大なフィナーレ。

花火、金吹雪、煙、歓声。

祝福の走馬灯。

QueenのWe are the champion.

カタールの優しそうな笑顔のおっさん。

美しい時。

新しい日本代表。

新しい時代の、新しいサッカー。

光り輝くフィールド。

今の日本代表が本当に大好きだ。

こんなに素晴らしい代表を持つことができて、私たちは幸せだ。

彼らの頑張りが、私たちまでも勇気づけ、喜びの光で照らしてくれる。

2000年とか、2004年とか、アジアカップは今までも凄かったけど、

今回のは格別だ。

もうなんだろう、サッカーの表現できるストーリーの豊かなこと。

ものすごいスポーツだと思う。

一つの一つの試合の中でも、様々な感情や記憶がジェットコースターのように疾走してゆき、

息を飲み、目を見張り、やじを飛ばし、落胆し、、叫び熱狂する。

それは一種の旅だ。

サッカーを通じて、私たちは、新たな感情に出会い、生命に水を注ぎ、明日への勇気を得る。

南アフリカのワールドカップを経過してから、日本代表は変わった。

長年、日本サッカーとは何だろうと議論が続いてきた。

それはどんなスタイルのサッカーだろう。

パス、俊敏性、走り、連動性。色々なパラメーターがある。

実験と失敗と発展を繰り返し、止揚して。

でも、今やっと気づいたけど、日本サッカーの一番の強みは、団結力だ。

肩を組んで、国歌斉唱をする。

ベンチの選手、スタッフを含めて、全員で戦う。

それはあたり前のことのようで、そうではない。

この団結力、チームワークは、他の国にはない、まぎれもない日本サッカーの強みであり、特徴だ。

この音楽はずっと鳴り止まないだろう。

素敵な数週間。

今回のアジアカップを巡るすべての現象よ、どうもありがとう。

ああ、冬の夜深い、幸せな日曜の午前4時。

心地良い優勝の余韻に満たされて、目を閉じて、幸せのうちに眠りにつける幸せ。