日本サッカーの始まり 日本 - カメルーン
長かった。
十何年もずっと代表戦をみてきて、こんなにアツく感動したのは初めてだ。
とてつもないカタルシス。
90分間のエクスタシー。
誇らしい。
日本のA代表が、チームとして一つになっていた。
”サムライブルー(笑)”が、”サムライ”になった瞬間でもあった。
正直、自分自身も、この4年間が失われた4年になることを覚悟はしていた。
後半開始、4年前と同じ状況、相手のユニフォームのカラーまで同じ。
だが、やってくれた。
日本サッカーは、失敗から学び、成長することができた。
日本代表の話題を振るたびに、同じ日本人に「無理無理」「絶対負けるだろ」とばかり返されて、
ずっとすごく悔しい思いをしてきた。
海外サッカーオタは、Jリーグとか代表戦なんてレベル低すぎてみる気になんねーというが、
僕たちはイングランド人でもアルゼンチン人でもなく、日本人なのだ。
華麗なプレーやゴールもいいが、僕が本当に味わいたいのは、
感情の爆発であり、物語であり、感動である。
それらがすべて、実になって、弾けた90分だった。
アウェーのワールドカップという舞台で、勝ち点3をあげること。
小3の時に、ドーハの悲劇に泣いてから、何年だろう、17年くらい経つのか。
やっとここまできた。
岡ちゃんと、選手達を信じてきてよかったと心の底から思う。
彼らに感謝したい。
次のオランダ戦も、きっと戦ってくれるだろう。
盛り上がってきた。
もう明日の仕事とかいいや。