壮大なクライマックス ~ ガーナ対セルビア ~
ガーナ対セルビア
1-0でガーナ。
震えるほどの緊張感に満ちた熱い静寂、それが一気に弾ける壮大なクライマックス。
壮絶な試合。
全身の鳥肌が立つようなゲームを久々にみた。
勝ちたい、1点を取りたいという強い気持ちが、
グラウンドから湯気のように立ち上っていた。
一人退場してからのセルビアの戦いには感動した。
負けても、ここまで熱く戦ってくれたのなら、誰も何も言えないだろう。
勝利を決めるのは、本当にディテールだ。
本気と本気の勝負の中で、ほんの小さな運命の気まぐれに、命運は左右される。
残酷だ。
緑色のステージで、歓喜と、悲劇が同居する。
サッカーは人を狂わせる。
サッカーは人を熱狂させる。
明日の日本も、実力では劣るにしてもにしても、
自分という存在をかけて本気で戦ってほしいと願う。
ただ絶望と失望の地平に投げ出されるような負けは、4年前に嫌というほど味わった。