サッカー的な散文【footballshoegazer’s blog】

鹿児島ユナイテッドファンです。東京でベンチャー企業を経営しています。サッカーについて、好き勝手に書こうと思います。

波乱 〜 コペルニクス的サッカー 〜

4年に一度、6月、地球は太陽の周りを公転するのをやめ、

サッカーボールを中心に回る。

地球の磁場が狂って、試合というプログラミングにバグが発生した。

波乱である。

ハイジとペーターとロッテンマイアーさんとヤギのユキちゃんの国、スイスが、

無敵艦隊を撃沈させた!

大会一番の、後世に語り継がれるであろう大金星。

今大会は、波乱が少ないなぁと思っていた。

イングラ、イタリアのドローはあったが、

大きなものは日本の勝利ぐらいか。

それが、グルールリーグの第一クールの最終戦で、

誰も予想だにしなかったシナリオが待っていた。

これだからやめられない。

偶然と必然が、天秤の上で揺れる。

エントロピーの異常な増大がスタジアムをに充満し、

零れ落ちた時、ゴールが生まれ、

天使が祝福の鐘を打つ、

のではなく、ブブゼラの魂の叫びが大地を包みこむ。ぶーぶーぶぉー

と、第一試合がすべて終了したので、備忘録的に総括。

まだ、FKからの得点がない。

コーナーからの得点も意外に少ない。

原因は述べるまでもないが。

しかしながら、冬の大会である影響か、

レベルの高い、面白い試合が多いように思う。

過去のワールドカップは、グダグダで退屈な試合や、

一方的に強国が弱小国をボッコボッコにする試合がけっこうあった。

対して、今大会は、クオリティの高い僅差の接戦が多く、全く飽きることがない。

あとはレフリーのジャッジも今のところかなりいい。

個人的に気に入ったのが、メキシコ、チリ、ガーナ、セルビア、韓国、コートジボアールだ。

とくにチリが、ハッピーでポジティブでオフェンシブで、観ていて最も気持ちよかった。

次の、チリ対スイスは注目だ。

東アジア勢の健闘も喜ばしい。

ニュージーと北朝鮮も、良い意味で予想を裏切ってくれた。

頑張れ北朝鮮

寝不足の毎日、夢の中でまでブブゼラが鳴り響いている。

また目が冴えてしまい、変なテンションになってきたとこで一言

『三度の飯よりフットボール!』