遠い国の遠い香りに思いを馳せながら
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渋すぎる。
午後8時半からの、マニアックなカード。
だいたいどこ、どんな国なんだ。
と調べてみると、なるほど、国に歴史あり、文化ありである。
アルジェリアは実は地中海に面していたようだ。
しかも国土がかなりでかい。
惹かれる。行ってみたい。
ポストイナ鍾乳洞のコンサート。
なんだその楽しそうんな感じは。
普段なら絶対に観ないような試合を観ること。
意識の水面にすら上ってこない国を知ること。
知らない国の、知らない選手達の戦いを、興奮と驚きの眼差しで見つめること。
日本の東京の梅雨入り前の暑い夜。
日曜の終わり。
両チームとも、予想以上のクオリティである。
高くて、強い。
アルジェリアはそれに加えて、上手い。
特に、アルジェリアの3番のベルハジという選手は素晴らしい。
ほとんどの攻撃が、彼を経由していた。
EURO2004で初めて見たロッペンを彷彿させる。
今後ビッククラブ移籍もありえるのではないか。
ゲームはアルジェリアが支配したが、
残念ながら、ワンチャンスをものにしたスロベニアの勝利。
グループCの行方はいかに。
というか、ボール、である。
何かと批判の多い今回の公式球、「ジャブラニ」。
これまでの試合で、ロングパスがサイドラインを超えていく光景を何度みたことか。
FKもほとんどがクロスバーを超える、いわゆる「宇宙開発」となっている。
高地の影響もあるのだろうが、いくらなんでもである。
そして、昨日のグリーンのセーブミスに続く、今回のGKシャウシの読み違い。
ゴールが増えるのは良いことだが、逆につなぎのクオリティが下がっているように思えてならない。
あと、スタジアムの照明によじ登っているサポーターのおっさんがいて笑えた。
カメラが捉えた後、警備員が必死に集まってくる様子もほんわか
日曜の終わりの贅沢な時間。
明日は日本戦、今からドキドキで、寝付ける気がしない。