サッカー的な散文【footballshoegazer’s blog】

鹿児島ユナイテッドファンです。東京でベンチャー企業を経営しています。サッカーについて、好き勝手に書こうと思います。

鹿児島ユナイテッド UP to J2

航空券をとって、鹿児島に返ってきた。

VS アルスクラロ沼津

舞台は整った。

いざ出陣である。

錦江湾の横たわる桜島が噴煙をあげている。

 

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そして、ついに、我らの鹿児島ユナイテッドが、J2を決めた!

ヴォルカ鹿児島、FCの時代から、九州リーグ、JFLJ3ときて、ついにだ。

Jリーグができた年、この現白波スタジアムである鴨池競技場にフリューゲルスの試合を何度かみにきた。

ずっと、鹿児島に応援するチームできてほしいと思っていた。

ユナイテッドは僕たちの夢なのだ。

ついに、J2だ。

明治維新から150年、関ヶ原の敵中突破から418年。

本当によくやった。ありがとう。

来年は、もっとアウェイに遠征にいって、もっとホームに帰省しよう。

帰省もできるのは素晴らしい。

 

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東京で煮詰まっていたけれど、また、これを気に、今日から一日一日を大切にきばろう。

集中して、今できることを、しっかりと、やろう。

桜島のように雄大に、どっしりと構えて、強い気持ちで、僕は僕の戦いを頑張ろう。

 

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鹿児島ユナイテッド@三ツ沢競技場

秋雨の降りしきるニッパツ三ツ沢競技場にY.S.C.C.横浜 VS 鹿児島ユナイテッドの試合をみにいってきた。

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三ツ沢競技場は、初期Jリーグで、マリノスフリューゲルスの試合を何度もみて、憧れていた。 チケットの取れない人たちが、近隣の建物の屋上から観戦している光景が蘇る。 ラモン・ディアスが、ビスコンティが、メディナベージョが、サパタが、木村和司が、松永成立が、山田隆裕がいた! エドゥーが、モネールが、森敦彦が、前田治が、大嶽直人がいた!

華やかで、きらびやかな憧れの競技場、三ツ沢!ビバ、少年時代の思い出! やっとこれた!三ツ沢競技場! と思ったら、意外と小さくて焦る。 ただ、フィールドとの距離が近いし、遠くにみなとみらい町も拝め、これはこれで素敵な競技場だと思いました。 てゆうかメチャクチャ見やすい。

 

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試合の方は惨敗。 J2に上がる可能性をかけた大事な試合をこうも無様に落とすとは。

試合結果

 

選手の距離遠すぎる。 ワンタッチパスもなし、パスワークなし。 致命的なパスミスが多すぎる。 トラップミス多すぎる。 個人でがっついても、全然連動していない。

このままだといつまでもJ3の重鎮どまりだろう。

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せっかく休日の時間を割いて横浜まで出てきたのだから、旨い家系ラーメンでも食って帰ろうと思って、吉村家へと向かう。 雨の空気の冷たい15時すぎにもかかわらず、長蛇の列。 ちょうど、後ろに、ユナイテッドのグッズをもった親子が並ぶ。 聞けば、お父さんは、わざわざ鹿児島からきたという。毎回ホームゲームはいくという。 息子さんは、大阪で働いており、やはり、遠征してきたという(4試合連続遠征しているそう)。

こういう支えてくれる人たちの前で、あの試合はない。

ラーメンが美味しかったのがせめても救いだった。

J3 夢の島決戦

FC東京U23 vs 鹿児島ユナイテッド

普段はスタジオコーストにいく時くらいしか寄らない新木場へ。

北欧映画に出てくる埠頭のような空虚感と、SF的な非日常性の詰まった不思議空気を醸し出している、夢の島競技場とかいう夢いっぱいのハコヘ。

J3のアウェーだと、1,700円というお手頃価格。正直、飲み会にいっている場合ではないのである。

試合結果は、夏晴れに滲むアンニュイな日曜の午後によく似合う、スコアレスドロー

試合は優勢に進め、枠内のおしいシュートも複数あったが、運と、あと一歩の積極性が足りなかったように思う。

個人的に鹿児島のサッカーというと松澤監督の走り勝つ鹿実のイメージ(もっと遡ると、鬼島津軍やら示現流やら..)だが、浅野監督のサッカーは、テンポよく繋いでサイドから崩す形で、想像以上に洗練されていた。

テクニックに優れた選手が多くみていて楽しかった。

ただ、カウンターからペナルティエリアの外で繋いでいる内に結局遅攻になってしまう場面も多く、もっと勝負していいし、もっと打ってもいい。

田上選手が入ってから、パワーとスピードで打開する場面も増えたが、サイドを崩しても、結局中に相手DFの人数が揃っており、また明確なターゲットもおらず、クロスも。。。な状態。ロングシュートも、たぶん一本もなかったのではないか。松木さんではないが、「シュートで終わってほしいですね」状態も結構あった。

とはいえ、FC東京側にも、両サイドにすさまじいチート外国人プレーヤーがいてやばいシーンも作られていた中で、貴重なアウェー勝点1である。

順位も震災の影響で未消化の試合を残して、上位、素晴らしい。

前夜には運営&サポーター飲み会にも参加させていただいた。

単にサッカーを観るだけでなく、人と繋がったり、盛り上がったりするのも、サッカーが与えてくれる副産物の一つだと思う。

ガチのサポーターが大勢いて(鹿児島から車で4日かけて八戸まで応援にいったことがある方がいたり。。)それぞれが色んな想いがあり、色んなやり方で応援しており、とにかくアツかった!

いまやサッカーはグローバルビジネスの投機の対象となり、賭けの対象であり、FIFAやらD社やらが金に魂を売り、サッカーやスポーツを取り巻く環境は真っ黒だ。

しかしながら「サッカー」はそれ自体は死なないし、人を熱狂させるし、情熱を注ぐに値するものであることは間違いないと実感した。

I DO!! 鹿児島ユナイテッド

吉祥寺に「あの」ユナイテッドが来るという噂をきいたので、試合をみてきた。

そう、もちろん鹿児島ユナイテッドのことである。

武蔵野陸上競技場には1147名もの人が集まっていた。

当然の立ち見だ。

快晴のゴールデンウィークに、吉祥寺にいって、今はなきバウスシアターで映画ではなく、JFLのサッカーをみる。

素敵じゃないか。

試合は、後半ロスタイムに、川森有真選手のカンフーボレーキックが炸裂し、鹿児島のおばちゃんたちと一緒に、大盛り上がり!

個人的には、左サイドバックの田上裕キャプテンのガツガツ献身的なプレーが好きだった。

第10節 vs 横河武蔵野FC 試合結果

いや、JFLあつい。

よくよく考えたら、サッカーは、Jリーグのものでも、日本サッカー協会のものでも、FIFAのものでも、電通のものでもない。

なんか、もっと根源的な、部活のサッカーとか、友達の試合の応援とか、そういうもの延長にあるサッカーがそこにはあった。

ここ数年感じていることだけど、サッカーを楽しむ上で一番大切なものは、ストーリーだと思っている。

ヴォルカ鹿児島FC鹿児島がUNITして、九州リーグから、JFLへ。ここから、もっと上のJリーグへ。

鹿児島は、サッカー選手は沢山排出しているのだから、上手くユナイトすれば、チームといても、うまくいくはずだ。

ちょうど、戦国島津軍やら、幕末運動のような、薩摩から天下を、そしてその先の世界を目指すような、ワクワク感。

薩摩人なら、魂のどこかにもっている、「薩摩隼人アイデンティティ」を刺激される感覚。

ところで、田原豊は、何をしているんだろう。

なぜ、試合に出ていないのだろう。

ニュースも何も入ってこないので、何もわからない。

僕は高校時代はDFをやっており、田原と対戦するのが夢だったが、遥かに及ばなかった。

鹿児島実業より弱い高校の3軍に3-0で負けた。

だからというか何なのか、田原豊は、それからも憧れの存在であり続けた。

もう一度、頑張ってほしい。

鹿児島をJリーグへの引き上げてほしい。

ハードボイルド鳥栖フットボール

まるでクリント・イーストウッドの映画をみているかのようだった。

鳥栖の無骨でタフなサッカーにすっかり魅了されてしまった。

それは、「サッカー」ではなく、「フットボール」であった。

スローイン、ロングボール、アーリークロス、ボールの描く、ゴールまでの最短の架け橋。

そういえば、確かに、そうだ、サッカーとは、ゴールにボールをブチ込むスポーツであった。

鳥栖はそんな単純な事実を思い出させてくれた。

マイケル・ポーターは、戦略とは業界におけるポジショニングであるという。

外的環境で、場を上手に選ぶことが必要という話だ。

第二世代のバーニーは、リソース・ベースト・ビュー(RBV)という、経営資源やケイパビリティ(経営資源を活用できる能力)によって競争優位性を立つという戦略論を提唱した。

鳥栖のそれは、その第一世代と第二世代の不毛な議論に終止符を打った。

そのJリーグにおいて異質な、超現実主義的ポジショニングと、チームの内リソースを最大限いかしたフットボール

戦略を愚直なまでに実行に移す意思の力。

戦略の上位概念は、理念や哲学であるが、鳥栖のロングボールには、哲学が宿っていた。

また、鳥栖の最後まで諦めない気持ちは、純粋に感動した。

あのモチベーションは何なのだろう。

本当に優勝を諦めていなかったのか。

ACL出場なのか。

なぜあそこまで、戦うことができるのだろう。

執念と、プライドと、生き様と。

鳥栖は九州の誇りだ。

男たるものかくあるべしと、戦士たちは背中で語っていた。

こうして、全てはシナリオ通りに進んでいった。

遂に、ガンバが首位にたった。

12月の寒空に、煌々と三カ星が輝いているのがみえる。

すべてはおおいなる予定調和へとむかっているのだ。

God only knows

しびれた。

ほぼ浦和のゲームだった。

点の入りそうな予感はせず、うわっやばいなこれはまじでまずいなと、結構諦めムードになっていた。

ビジネススクールで、統計分析の研究室に入って、日々、確率論とか正規分布と格闘しているのだが、サッカーの試合の結果も正規分布に従うと過程すると、こっから点が入るのは難しいぞという雰囲気で満ち満ちあふれていた。

後半42分からモンテカルロ・シュミレーションで、10回くらい試合を繰り返しても、1回起こるかといったところではないか。

だが、Z-scoreが振れまくり、scoreが入った。

やはり、サッカーを頻度主義で捉えることは難しい(その裏切られ感が醍醐味でもあるのだが)。一方、プレーヤーはベイズ推定に基づいたプレーをしていた。私はたぶん間違っていた。ベイジアンだけが、正しくサッカーを認識することができるのかもしれない。

ガンバが優勝する確率は、などと言うことは、野暮だ。

ガンバが優勝している事後未来では、ガンバが優勝することは自明なのだ。

その世界では、サッカーは、統計であり、信仰である。

興奮しすぎて、訳のわからないことばかり考えるが、結局全てはなるようになり、なるようにしかならず、それはそれで結果オーライという話だ。

私にできることは、ガンバの優勝を祈ることだけなのだろうか。否、ベイジアンはきっと未来を変えることができるという、希望のお話。がんばろう。

##

試合について

・あの時間のFKで槙野があがっていたりと、浦和はなぜ勝ちにいったのか理解できない。

・2点目は逆サイドでもガンバ選手3人フリーという状況+DFは歩いている。これも理解できない。

・興梠投入も理解できない。

・宇佐美はエゴが空回りしてきた。

・岩下は応援してるんだがこの感じだとやっぱり代表は難しそう。

・「リンスだけど柔らかくなかったですね」 by 早野さん

年齢は関係ない

「年齢は関係ない」

今年30歳なので、年下の女性とつるむときは、そういうことにしている。

大切なのは、もちろん「愛」であり「情熱」なはずだ(場合によっては金)。

サッカーも同様だ。

大事なのは、プレーであり、結果であって、年齢なんて関係ないのだ。

ホンジュラス相手に6-0。

遠藤は「おっさん」の鏡である。

新たに加入した遠藤、長谷部、内田と、若手とでは、格が違った。

人生においても、過去や、来るのかもよくわからない未来ではなく、今を生きろとはよくいったものだ。

4年後に向けたチーム作りも重要だが、今最強の代表を作り、その時々を戦っていくので問題ないと思う。

アジアカップは、「ザックジャパン」で立ち向かっていくだろう。

それで問題ない。

年齢は関係ないのだから。

この間、六本木のガールズバーにいって、やたらと若くて可愛い娘がいたが、問われているのはやはり実力なのだ!